アルコール依存症 暴言 暴力 警察 対応

アルコール依存症の暴言や暴力について

アルコール依存症者は酔ったときに暴力的になるケースが多いです。
これはお酒を飲むと感情をコントロールするのが難しくなることに関係しているのでしょう。ふだんは理性で押さえ込んでいる凶暴性が、アルコールの力によって表に出てきてしまい、家族や恋人に対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりしてしまうのです。
実際にDV事件で起訴された加害者の約7割が、犯行時に飲酒していたというデータもあります。

 

アルコール依存症じゃなくてもお酒に酔って暴力を振るう酒乱の人はいますが、いつでも酔っ払っているアルコール依存症者は暴力的なるリスクがとくに高いと言えるでしょう。

 

加えて、アルコール依存症者はストレスを感じたときに、自分より立場が弱い人間を攻撃の対象にする傾向があります。最初はちょっとした小言から始まり、次第に人格を否定するような暴言へ発展。最終的には家庭内暴力や児童虐待などにエスカレートしていくのです。

 

対応策は? 逃げられなければ警察に通報

暴力に対して暴力で対抗するのは絶対にやめましょう。お互いに痛い目を見るだけです。かといって、黙ってやられるのはもっといけません。暴力を振るわれそうになったらまずは避難しましょう。そのためには、事前に避難用の荷物をカバンにつめて、避難場所を確保しおくことが大切です。

 

逃げられないときには、迷わず110番して警察に通報しましょう。
この他、緊急じゃない場合の相談窓口は、各地域にある女性センターや福祉事務局、配偶者暴力相談支援センターなどがあります。

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