アルコール依存症の症状・診断基準をチェックしましょう!
アルコール依存症は別名「否認の病」と言われていて、患者が自分のことをアルコール依存症だとなかなか認めないのが特徴です。
認めたがらない原因としては、世間でのアルコール依存症(アル中)のイメージだったり、克服するために一生断酒を継続しなければいけないことなどが挙げられると思います。
ですが、アルコール依存症は死と隣り合わせの病気です。できるだけ早く治療しなければ取り返しがつかないことになります。
家族がまずやるべきことは、この病気の怖さを患者本人に伝えることとアルコール依存症にかかっていることを本人に自覚させることです。
以下はアルコール依存症者の主な症状です。
過去1年間に以下の6項目中、3項目以上当てはまる場合はアルコール依存症だと考えられます。
- お酒を飲めない状況で強い飲酒欲求を感じたことがある。または、今日だけは飲まないと思いながらもつい飲んでしまうことが多い。
- お酒を飲む時間や量をコントロールできない。または、飲酒をしながら仕事・家事・育児をすることがある。
- お酒の量を減らしたり飲むのをやめたとき、離脱症状(手のふるえ・汗をかく・イライラする・寝付けないなど)が出たことがある。
- 酔うために必要なお酒の量が増えた。または1日に飲むお酒の量が増えた。
- お酒を飲むことを優先し、それ以外のこと(仕事・趣味・人付き合いなど)をおろそかにするようになった。または、自分のしていた仕事をまわりの人がするようになった。
- 飲酒によるトラブルが起きているのにもかかわらず、お酒を飲み続けている。または、自分の飲酒にうしろめたさを感じている。
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