アルコール依存症の薬 抗酒剤とは?
アルコール依存症の治療は、断酒を継続することがゴールとなります。
ですが、病院を退院した後に再飲酒してしまう人がほとんどです。
そうならないために処方されるのが抗酒剤です。
抗酒剤は、シアナマイドやノックビンという薬がよく使われます。
服用すると、少量のお酒を飲んだだけでも吐き気や頭痛などの不快感が起こります。
簡単に言うと、薬を使って二日酔いの状態を作り出すことで飲酒欲求を抑制することができるのです。
シアナマイドとノックビンの違いは、服用後に薬の効果が出るまでの時間や、効果の持続時間などです。形状も違います。シアナマイドは液体薬で、ノックビンは粉薬です。
かゆみや肝障害などの副作用がまれに出るケースもあるようなので、服用方法については担当医に説明を受けるといいでしょう。
断酒補助剤 レグテクト
2013年に断酒補助剤として「レグテクト」という薬が日本新薬から発売されました。
レグテクトは、脳に直接作用して、「お酒を飲みたい」というアルコールに対する欲求を軽減する働きがあります。
副作用として下痢などの症状があるといいます。詳しくは担当医に相談してみてください。
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