アルコール依存症と飲酒量について
厚生労働省は、国民が健康に生活をおくるための飲酒量の目安を定めています。
その量は、純アルコール量で男性なら20g以下、女性なら10g以下です。
わかりやすくビールやチューハイでいうと以下のようになります。
適度な飲酒量の目安
男性の場合
- 純アルコール量:20g
- ビール:500ml
- 缶チューハイ:500ml
- 日本酒:1合弱
- 焼酎25度:100ml
- ワイン:200ml(グラス2杯弱)
- ウイスキー:60ml
女性や高齢者の場合
- 純アルコール量:10g
- ビール:250ml
- 缶チューハイ:250ml
- 日本酒:1/2合弱
- 焼酎25度:50ml
- ワイン:100ml(グラス1杯弱)
- ウイスキー:30ml
そして、1日の飲酒量が上記の3倍以上になるとアルコール依存症のリスクが高まると言われています。ビールやチューハイの量だと以下のとおりです。
アルコール依存症のリスクが高まる飲酒量
男性の場合
- ビール:500ml缶3本
- 缶チューハイ:500ml缶3本
- 日本酒:3合弱
- 焼酎25度:300ml
- ワイン:200ml(グラス6杯弱)
- ウイスキー:180ml
女性や高齢者はこの半分の量です。
この量のお酒を習慣的に飲んでいる人は、アルコール依存症になるリスクが非常に高いので注意しましょう。
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